世間ではオーガニックの化粧品やオーガニックのお野菜などがここ数年で市場に出てくるようになってきましたが、そもそもオーガニックって何かご存知ですか?
オーガニック=有機
オーガニックと有機は基本的には同じ意味です。
では有機とは何か?基本的な考え方で言うと農薬や化学肥料に頼らないで植物や野菜、果物を作る方法のことですね。
ここで注意したいのは、オーガニックと書いてあるもの全てが無農薬と言うわけではないこと。農林水産省から承認を経て「有機」「オーガニック」と言う表示を許可されるのですが、その基準では天然原料を使用した農薬なら使用してもいいと言うことになっています。
農薬を使うデメリット
そもそも農家が農薬を使うのはなぜでしょうか?
それは害虫や病気から作物を守る為です。
しかし農薬を使わずに野菜を育てている農家はいます。なぜ農薬を使わなければならない農家があるのか?
実は農薬は一度使ってしまうとやめることができない麻薬のような存在。
本当は植物と言うのは害虫にも病気にも負けず強く育つことができます。
農薬を使うことでその植物自体に病気や害虫を克服する力がなくなります。
そしてその農薬を吸った土は強い植物を育てることができなくなります。
土自体が弱ってしまうと次の年もその次の年も農薬を使わなければならなくなります。
農薬が体に与える影響
農薬と言うのは1度まいただけでは意味がないので、3日に1回はまかれます。
ちょっとずつちょっとずつまかれて、最終的には何十回もまかれることになります。その度にお野菜や果物の中に浸透していくので、少し洗っただけでは農薬は取れません。
その農薬が浸透した作物を食べると、少しずつ気がつかない内に体の中に農薬を溜め込むことになります。
農薬を使って育てられた野菜を少し食べたくらいでは体になんの支障もありません。安全性が保証された野菜や果物しかスーパーで売ることはできないからです。
私たちが毎日農薬のついた作物を食べて、何年後かに蓄積された農薬が原因で病気になってもそれを証明することは難しい。
しかし農薬を日々使い続け、自身もその野菜を食べ続けた人達が、あまり長命でない例もあります(60歳~70歳前後)
昨今の農業は機械化が進み、普通の人が考える程の肉体労働は強いられていないのにも関わらずです。
化粧品に関するオーガニックの概念
実は化粧品は少しだけオーガニックの基準がゆるいです。
極端な話し、オーガニックの成分が1滴でも化粧品の中に入っていればオーガニックと言うことができます。1滴は言い過ぎにしても、100%オーガニックの原料を使用している化粧品はかなり少ないです。
これは製品を乳化させたり、腐らせないようにしたり、品質を安定させたりするのにどうしても化学的なものを使用せざるおえないためです。化粧品を売る時は、ある一定の期間は商品が安全に使えるように品質を保たなければならないと法律で定められています。
下の記事に記載した国内のブランドは私が信頼し、普段使用しているものです。各ブランドオーガニックの意識が高い会社ばかりですが、商品によっては完全にオーガニックではないものもあります。それくらい品質を安定させるのは難しいと言うことです。

人々の本当の幸せを追求する人に投資する
本当に人に良いものを提供している会社と言うのは、中小企業であることが多いです。
私は本当に良い物を人々に届ける信念を持つ人にお金を払いたいと思うし、
なるべくその会社が長く続くようにいつも願っています。
私たちが何か物を買う時は、自分が買いたいものを買うのももちろんなのですが、
頑張っている人に投資をするつもりで物を買うことも大事なのではないかと思います。
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