大したキャリアも実績も成功体験もない私がこんな記事を書いてどれだけの人にメリットがあるのかわかりませんが、私が心の底からワーホリやってて良かったと思う個人的な意見を伝えて行きたいと思います。
英語・外国人に対する恐怖心がなくなった
ワーホリ中、語学学校に行き初めの頃は人と会話するのが怖かったり、
時には逃げたり、部屋に引きこもって英語の勉強したり、人から聞かれたことがわからなくて頭が真っ白になったり、答えられなくて顔を青くしたり赤くしたりしていました。
語学学校を出た後も、自分の言いたいことがなんとか伝えられるようになったとは言え、満足に流暢に話せたかと言うとそうでもない。
でも外国で1年、2年と過ごす内に、その国に対して愛着が湧いたり、そこでできた友達との関係を、帰国しても続けたいと思ったり、英語をまだまだ勉強したいと思ったりするようにもなった。
日本で外国人に話しかけられても、物凄く仲良くなることはできなくても、何か困ったことがあれば手を差し伸べてあげられるし、世間話しくらいはできるようになった。
例えそれが周りの人からしたら、外国にいたのにそんなことしかできないの?と言われるくらいちっぽけなことだったとしても、私にとっては人生を変えるくらいに大きな出来事だった。
物に対する執着が薄くなった
日本に戻ったら物欲が復活した、と言う話しもありますが、恐らくワーホリに行く前よりましだと思います。
自分がこれを買うことでどれくらいの自分にとって利益があるのか、と言うことを冷静に判断するようになるでしょう。無駄なものにお金をかけることがなくなり、本当に価値のあるものにはお金を惜しまないようになります。
本質を見抜く目が養われるとでも言うのでしょうか。
自分たちはいかに、必要でないものを普段買わされ、それに無駄な労働力を払わされているのかと言うことを知ります。
人生に対する恐怖心がなくなった
私が学生だった頃や、スパで働いていた時、自分の人生を前に進ませることができていない焦りから、将来の不安ばかり感じて生きていました。
なにをするにも中途半端で、自分の才能を生かすことができず、ボスからは私が何かしらの努力をしているようにも見えなかったのでしょう、いろんな節目でかなり責められました。
死のうかと考えた時もありました。私は生きている意味のないクズかもしれない。と本気で思っていた。
どうやって生きていたらいいのかわからない。どうやって自分の人生を決めたらいいのかわからない。そんなことを26歳になってもずっと思っていた。
海外に行くと、私と同じように悩む人も多かった。自分と同じように悩みながら、それでも外の世界を見てみたいと思う彼らの存在にとても勇気付けられたし、私も頑張って生きて行こうと思えた。
また、世界には本当に欲のない人も確かにいて、仕事があって、贅沢は出来ないけどご飯を食べてるだけで万々歳なんだよ、と心の底から笑える人がいる。そう言う人が身近にいると、私の精神は安定しました。
そしてそれはワーホリが終わった後、強く生きるための心の拠り所になります。
思考の負のループは、外の世界に踏み出した方が、案外すぐに抜けられます。どうやって生きたらいいのかわからなくて苦しい、と思った時、小さい世界をぐるぐるしていても、なかなか答えや心の拠り所は見つからない。
一度答えを見つけてしまうと、人はちょっとやそっとのことでは迷わないでまっすぐ生きて行くことができます。
心が逞しくなった・器が大きくなった
海外ではいろんな人に出会います。
マリファナを吸っている人、ギャンブル中毒の人、アルコール中毒の人。国に奥さんも子供もいるのに、オーストラリアで恋人がいる人。
キッチンを綺麗にしない、ゴミ捨てに行かないシェアメイト。
ワーホリ生なのにアフィリエイトでお金を稼いで家に引きこもっている人。
お給料を払わないファーマー。マニュアル通りの対応をするだけのフェアワークス。
もう本当にいろんな人を見ます。いろんな人を見すぎて、普通の人が神様みたいに思えます。
だから少々のことでは動じない精神を持つことができたし、
規格外の人が多い中、少ないけど友達ができた時はとびきり喜びました。
ワーホリは人生のマインドを変える旅
ワーホリに行ってあなたの何が変わったの?と人に聞かれたら、多分人間力が上がった、ということが言えると思います。
それは一見、帰国した時の就職にはなんの役にも立たないようなことに思うし、そう思う人はワーホリには向いていません。ワーホリは、多くの人が言うようにデメリットが多いです。
でももしあなたが、今まで一度でも死にたいと思ったり、自分にはもともと捨てるものが何もないと思っていたり、生きる方法がわからないと思うなら、
外の世界に飛び出して行ってもいいんじゃないかと思います。ワーホリなら、支払うお金はビザのお金と、航空券と、滞在費や銀行の残高証明が必要なだけで、留学と違ってすぐに帰って来られます。
少なくとも私はワーホリで初めて生きていることの喜びを知ったし、生きていることが前より辛くありません。
私は今31歳ですが、この先人生はまだ続きます。辛いと思いながらこの先30年40年を生きていくのか、人生は楽しいと思うマインドを先に得て30年40年と歩んで行くのか。
自分の生き方や人生に対するマインドを変えられる可能性が、ワーホリには十分あります。
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