エコに興味があってもなかなか実施できない人と言うのは多いと思います。私もその内の一人で、しかも毎回それが正しいのかどうかもわかりません。
私が個人的に実施しているエコ活でもし間違っていると思うことがあればご指摘頂けると嬉しいです。
エコで環境に優しい石鹸や洗剤を選ぶ
最古の石鹸はどうやって出来たか知っていますか?紀元前古代ローマ時代、儀式用に羊を火で炙っていたところ、羊の油が灰の上に落ち、水と混ざることで偶然、石鹸と言うものが出来上がりました。
つまり石鹸と言うのは油とアルカリ、そして水でできていると言うこと。特殊な汚れを落とす以外のものは、この3種類の材料を使っている石鹸で十分です。
この時、植物性の油を使う方が良いとされているのは、自然界に戻しても、分解されやすいからということ。石油を使用したような石鹸や洗剤は、自然界で分解されるのが非常に遅く、植物や魚達、ひいては水の中に混ざり、分解されない物質として無限ループします。
なので石鹸や洗剤を買う時はなるべく植物油を使っているものを使うこと。しかし、この植物油を作る裏では森林伐採や動物虐待の実態が隠されているので、植物油だからと言ってバンバン使えばいいと言うものではありません。
原材料、例えばパームオイルは海外(特にフィリピン)から輸入されているものが多く、その原材料を輸送する際に出る排気ガス(恐らく船が多い)を考えるとあんまりエコではないので、なるべく大量消費をしないことも課題です。
地産地消の商品を買う
なるべく海外の製品ではなく、地産地消の物を買うことで、物を輸送する際の排気ガス抑制を促します。海外の商品も気軽に買える世の中になりましたが、これは絶対に海外のものじゃなきゃ嫌だと思うものでなければ、日本で作られたものを買うのが良いです。
日本の農家や企業にお金を還元できる上に、輸送する際の排気ガスも国内なら抑えられます。食べ物なら日本産の方がフレッシュで体にもいいし、何より美味しいはずです。
そういう意味ではアロマはかなり業の深い嗜好品です。
アロマは物価や人件費の安い国から植物や精油を仕入れることも多く、それを物価の高い国に運び、さらにブランドとしてまた外の国に輸出します。またアロマはオイルを作るために想像を絶する量の植物や木を必要するため自然破壊が著しいと言う点もあまりエコではなかったりする要因です。
私が下の記事で紹介したボタニカノンと言うブランドで作られる化粧品は、原材料のほとんどを鹿児島で作り、製品を製造しています。生産できる量が限られているせいか、売り切れていることもしばしばあるのですが、私はこう言った企業に投資したいなと普段から思っています。

環境(エコ)を考えている商品を買う(投資)
地球環境のことを考えて健気に頑張る企業と言うのはそう多くはありません。大抵の企業は利益を大前提に商品を開発して売ります。原材料はなるべく安くで仕入れ、大きく宣伝や広告を打ち出し、大量の人件費も補えるくらいの量で商品を売る。
エコな原材料は安くはないので、大企業でそれをやってしまうと間違いなく一般市民が買える敷居のものではなくなります。
中小企業がそれでもエコな商品を適正価格で売ることができるのは、一重に彼らが暮らせるだけのお金を稼げたらいい、とにかく環境に良いものを世に送り出したいという信念を持っているからではないでしょうか。
そんな志を持つ企業にこそ地球環境には必要です。彼らに募金をするつもりで、環境に優しい商品を買うことは必要な投資とも言えます。
物を持たないと言う選択肢
私が一番この10年で変わったと思うのが、本をあまり持たなくなったと言うこと。これは長期の海外生活で電子書籍を使わざるおえなかった環境の賜物だなと思います。
どうしても読みたいけど電子書籍で読めないものは買ったり、図書館で借りますが、後は自分の持っている本は棚1列くらいです。本当は本をパラパラ捲る感触が好きだったりもするんですけどね。それをする時間が1年にどのくらいあるの?と考えることと、海外で本を持たない生活で何不自由なく暮らしていたので、なくても困らないことが要因です。
写真もデータで保存しているので、最近では本当に場所を取るものがなくなりました。
洋服なども、本当に自分が気に入ったものを買って、ボロボロになるまで着るようになりました。そしてポイントは、少し高いと思うものを買うこと。そうすると安くて品質の悪いものは買いたくならないですし、高い物を買うと人は物を大事にします。要は自分のお気に入りに囲まれる生活と言うやつです。
物は捨てずに誰かに譲る・売る
最近では手軽に宅配買取してもらうことができるようになりました。
また、ブランドものの服やバックでなくても、お金にはならないけど引き取ってくれるところもあります。使いかけの化粧品とか、まだ使えるのに捨てるのは勿体無い、と思うものは私はワーホリ前に全てリサイクルに出していました。また最近ならメルカリで売ると言う手もあります。
オーストラリアには街に一つはセカンドハンドやオポチュニティーショップがあり、住んでいる人がいつでも気軽に使わなくなったものを寄付していました。働く人もボランティアです。
それに比べると日本のシステムはまだまだ意識が足りないのかも・・・と思う一方で、宅配サービスが発達している日本ではこの形が良いのかもしれません。大きい荷物をリサイクルに出したくても、車を持っていない人が多いですしね。
少し面倒に感じるかもしれませんが、エコ活する上で大事なのはゴミを増やさないこと。この一手間をやっておくと、後でお買い物をする時に安易な気持ちで買い物をすることがなくなります。
自分で発電所を選ぶ
原子力発電所を使った電力では、毒性の強い放射性物質である核廃棄物を生み出す原因となり、エコではありません。
最近ではみんな電力と言う電力会社を使うことで、自然エネルギーや再生可能なエネルギーに切り替えることができます。原発及びCO2を排出する石炭・天然ガス・石油を使用するエネルギーに頼らなくてもいいわけです。
私も実際に使ったことがあるわけではないのでわかりませんが、現時点では普通の原子力発電よりお値段は高めになるかもしれません。
しかしたくさんの人が自然エネルギーに切り替えることで価格競争が始まれば、値段については現実的なところまですぐに下がると思っています。やはりこれも投資と考えるべきでしょうね。
一緒に考えて行きましょう
私もまだまだエコな人と言うわけでは決してなく、なんちゃってエコな人なので日々勉強中です。もしこんなすごい人いたよ!こんな実施があったよ!と言うようなことがあれば教えて頂けたら嬉しいです。
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