西洋占星術には色々な分類分けがされることがあります。
その内の一つが活動宮・不動宮・柔軟宮と言う分け方。
これは主に行動のパターンによって分けられるものです。
自分の個人天体を確認する
まずご自分の出生図で自分の太陽・月・金星・火星・水星がどの星座に位置するのかご確認ください。この5つの星が個人天体です。詳しい方法は以下の記事から参照できます。
それぞれの分類分けは以下の通りになります。
- 活動級=牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
- 不動宮=牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
- 柔軟宮=双子座・乙女座・射手座・魚座
ご自分の個人天体にどの星が多いのかチェックしてみてください。
もちろんばらけている人も偏っている人もいますし、どちらが良いとも悪いとも言えません。
活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)が多い人の特徴
物事の始まりを示すサイン達の集まりであり、常に新しいことに着手する意欲のある人達です。フットワークも軽く、すぐに動けるタイプもこの方々ですね。
決断力があり、考えるよりも行動するタイプで、時々計画性がない人も見受けられますが、それでも最後にはどうにか切り抜けられると言うすごいエネルギーを持ちます。
欠点としては継続するエネルギーがあまりないこと。同じことをずっとやり続けることが苦手で、すぐに違うものに意識がいってしまうこともあります。
ただ忙しいことが嫌いじゃない人達なので、仕事も家事もあまり苦もなくやってしまう人が多いですね。気分転換も自分でできる人でもあると思います。
退屈が嫌いな傾向もあるので、常に刺激的な環境にいることが重要です。
不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)が多い人の特徴
活動宮が始めたことを、継続、実行していくことができるのが不動宮の方。
俗に言う職人タイプと呼ばれる方が不動宮に多いです。
実現する力が強く、目標に向かって着々と積み上げていく。
毎日同じことをしても飽きることがありません。研究者にも多いかもしれません。
よそ事に気を取られることがなく、一つのことに一心に取り組む。
目標のためなら今が辛くても頑張れてしまうんですね。
その反面融通の効かないところがネックでもありますが、
安定していると言う意味ではずば抜けていますし、周りの人からも信頼されていることでしょう。
柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)が多い人の特徴
1年の中に季節の移り変わりが必ずあるように、人はいつかは変わらなければなりません。
柔軟宮は不動宮が活動宮へと生まれ変わるための一つの変わり目。不動宮にも合わせられるし、活動宮にも合わせられる特徴を持ちます。
人に合わせて動くことができるバランサーであり、緩衝材の役割を持ちます。
世間では優柔不断と言われ、あまり良い印象を持たれないこのタイプなのですが、実はその役目はちゃんとあるのですね。
柔軟宮は自分で物事を決めるのが苦手なため、誰かに助言されたことや、強くお願いされたことがきっかけで、そうか、じゃあやってみようかな、と思うことが多く、人に流されて生きていくこともままあります。
一見主体性がないように見えますが、好き嫌いがないと言うわけでもありません。
ただ水のように心を変えることができるので、「それも悪くないかも」と思うのですね。
実はこの柔軟宮のサインの内、双子座と射手座と魚座はダブルボディーズサインと言われており、二つ以上のことを同時にやりたくなると言う性質を持ちます。
それも柔軟に物事を考えられる柔軟宮特有の性質と言えます(乙女座だけ例外です)
一つ注意したいのは、周りにいる人によって柔軟宮は多大は影響を受けるので、人選びにだけは注意しなければなりません。自分が一緒にいて心地よい人、信頼できる人を必ず選びましょう。
私のようなケースもあります
個人天体がどれだけその宮の中に入っているか、その分配で見て行きますが、人によって感じ方は違うかもしれません。
例えば私は活動宮に月と金星、柔軟宮に太陽と火星、不動宮に水星、
数だけで言うと活動宮と柔軟宮が拮抗しているように見えますが、本人の感じ方ではどう考えても柔軟宮の力が強いんですね。
これは社交性や意識を司る太陽、情熱や行動力を表す火星の二つの惑星が柔軟宮にあり、
自然と行動パターンが柔軟宮寄りになったと考えられます。
だから人のサポートをしたりするのが好きだったり、雇われて仕事をどんどん入れられることにあまり抵抗できなかったり、スポーツならスパルタな先生がいた方が伸びがよかったり、とにかく人に左右されることが多いです。
自分から何かを始めよう!と思っててもいつもできないタイプです。
もともと月と金星は受動的な天体なので、そこに活動宮がきても、意欲的に受容しようとはしますが(来るもの拒まず)自分一人で自発的に動くと言う方向には向かないのかなと見ていて思いました。
もし私と同じように柔軟宮が火星や太陽に来ていて辛い人は、外堀を埋めていくと良いかもしれません。つまりやらなくてはいけない状況を作る。
外国に行けば英語をしなければならない。会社に入れば仕事をしなければならない。
絵を描いて欲しいと頼まれたらしなければならない。ヨガの先生になったら毎日ヨガの仕事をしなければならない、みたいな笑
しなければならない、が嫌ではないのも柔軟宮ならではじゃないかと思います。
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