継続したいと思うことはあれど、それが出来ないのはなぜなのか。そう悩む人はいると思います。以前そのことについて記述させて頂きました。
継続のコツと依存症対策のコツ【ちょっとだけやる、ちょっとだけやめる】
そもそもどうしてこんなにも継続することができないのか、その原因と解決策について考えて行きたいと思います。
常に一定の機能を保つホメオスタシス
私達人間は恒温動物であることはみなさんご存知だと思います。
体温や脈拍、呼吸は一定の速度や温度で保たれています。その方が寒い冬でも一定の体温を保つことができ、生き残る確率が高いからなのです。
この一定に保つ昨日のことを恒常性つまりホメオスタシスと言います。
これは実は体温や脈拍だけでなく、普段何気なくしている習慣に適用されるのが厄介なのです。
ホメオスタシスはいつもの自分に引き戻す役目
つまり彼らの役目はいつもの自分に元どおり引き戻すと言う役目があります。
数学のテストで60点しか取れない自分がたまたま80点取れて、これはおかしいぞ、まぐれだ、と急に不安になり、次にテストを受けてみたら60点しか取れなくて「ああ、やっぱり自分にはこの点数しか取れないんだ」と安心したりするのもホメオスタシスの役割です。
なぁんかこれって引き寄せの法則みたいですね?(苦笑)
言い換えれば過去の自分。過去自分が行ってきたことを繰り返したいんです。
現状維持と言うやつですね。変わりたくない、このままでいたいと思う自分。
でも大抵の人はそうは思っていないはずです。
毎日運動して美しいボディラインの体を手に入れたい。
外国語を習得して海外の人と話せるようになりたい。
でもそれを続けるのって本当に大変なんです。引き戻される力が強すぎて、私達はどうそれに抗ったらいいのか、学校の先生はそんなことを教えてくれません。だから自分で苦労してそれを模索して行くしかないのです。
皿洗いが苦でなくなった
以前の記事でも書きましたが、私が食事の後の皿洗いが全く苦ではありません。
継続のコツと依存症対策のコツ【ちょっとだけやる、ちょっとだけやめる】
もうそれが習慣となってしまったので、歯磨きをするのと同じくらい当たり前にやります。同様に部屋の掃除も、以前よりもするようになりました。
習慣化してしまったことは、どんなことでも苦もなく毎日できます。これは100%確実に言えることです。
例えば英語の勉強にしてもそうです。オーストラリアに行く前の私は、英単語帳を開くだけでも辛かったものです。
しかし、オーストラリアで外国人と接するようになり、日常で言葉を覚えて行くうちに、英語の勉強が苦でなくなりました。
日本に帰国してからも定期的に英語学習の動画を見たり、今はTOEICの勉強をアプリでコツコツと続けています。
でも世の中にはそうじゃない人がたくさんいる。じゃあ私達はどうしたらいいのか?
ダイエットにも効き目あり
ヨガをする前の私の平均体重は55kg〜56kgでした。※25歳くらいまで
昔の自分の写真をみると結構ぽっちゃりしてます。
ヨガ修行をしたり、オーストラリアで過度な肉体労働をするウチに、私の体重は50kg〜52kgの間をキープするようになりました。
トマトピッキングで1ヶ月5kg痩せた3つの理由【ワーホリ体験談/ファーム】
ヨガ修行の後オーストラリアに行って運動不足になり55kgまで増えましたが、トマトのピッキングで50kgに激減。
日本に帰ってまた太ったかな?と思ったのですが、半年以上経過しても体重は52kgのままでした。運動量はわずなかウォーキングとヨガだけなのにも関わらずです。
まるで体が以前のようには戻りたくないと抵抗しているような感じです。
これは面白いなと思います。
ちょっとだけやる
前の記事にも書きましたが、自分の精神に負担をかけない程度、ちょっとだけやる戦法で試す。なかなか難しいのですが、効果はあります。私もこの方法で一時期瞑想とヨガを毎日ちゃんと続けていました。最近また戻って来てしまっているんですが…
ホメオスタシスは心に「もう嫌だー!シンドイ!」と思わせてしまったら必ず発動するので、自分にとって心地よい、もしくは「これくらいなら必ず毎日できる」量をこなすと言うのが望ましいです。
本当に不思議なのですが、ある時急にそれをすることが当たり前になりすぎて、苦にならなくなります。むしろやらないと気持ちが悪いくらいにまでなります。
それをしないといけない状況を作る
一番確実な方法なのに、これが最も難しい方法かもしれません。
忙しい社会を生きる現代人にとっては特に…
例えば月々20万円の稼ぎでこの先の将来心配だなと不安を抱きながら生きているサラリーマンがいたとしても、
未来はどうあれ、”その時”は生きていけますよね?
そうなると、わざわざしんどい思いをしてまでエクササイズや勉強や副業をする気になんてなれませんよね(できる人は元々それが習慣になっているからできる)
私がヨガをしたり英語をするのがあまり苦ではなくなったのは、それまでに何度も繰り返ししなければならない状況を作ったから。
高いお金を払ってヨガのレッスンを予約したら、お金が勿体無いから何がなんでも行こうとしますよね。
語学学校を卒業しても英語は勉強しつづけたのはなぜかと言うと、相変わらずネイティブの英語はちんぷんかんぷんだったし、仕事をゲットするためにちょっとでも勉強しなければならないと言う気持ちがありました。そうしないと貯金が底をつきそうだったから。
そうやって自分が逃げられない状況を作る。どうやったら自分を追い詰めることができるのかを考える。その方法は人それぞれ違うので、自分じゃないとわからないと思います。私の場合お金が大きな脅迫観念に繋がりました(ケチだから笑)
未来の自分を想像し続ける
あるYoutube動画でこのようなことを言ってる人がいました。
元の状態に戻ろうとするのが、ホメオスタシス。そしてホメオスタシスから逃れるためにはちょっとずつ自分の習慣をずらして行くしかない。
じゃあそれをどういう風にずらしていくか。
理想の自分へと、つまり未来の自分へとずらしていく。
これね、理論はわかるんですが、具体的にどうしたらいいのかと言うと結局ちょっとずつやるしかないと思うんです。
でも考え方はすごい画期的だな、と思ったんです。
未来の自分を想像してちょっとずつずれる。
理想の自分に近づくための行動をする。例えば、
- 高級なホテルに泊まれる自分になりたいなら1泊してみたり、ラウンジでお茶だけでもしてみる。
- 理想の自分になるための具体的な方法を考えて実施する。
- やりたいと思っていた事業に関するセミナーを受けてみる。
- 会ってみたいと思う人のSNSをフォローしてリプやRTをしてみる。
色んな方法があると思います。一番良いのは、自分が理想としている人に365日24時間ぴったりくっつくことなんですが、そんなことができる機会ってあまりないですよね(笑)
ホメオスタシスは毎日継続しないとすぐに引きもどしてしまうので、理想の人に会えない時はどうやったって自分でちょっとずつ理想の自分へと変わるしかない。
そのためのアクションを自分なりに考えていくしかないんだなとその動画を見て思いました。
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