以前の記事でも少し記述しましたが、オーストラリアに滞在していた時私は銀行口座を強制クローズされると言うトラブルに見舞われたことがあります。
どうしてそうなったのか?その後どうしたのか?と言うことをお伝えして行きます。
まずなんか可笑しいなと思ったのは銀行でのやりとり
ボーエンでチーム歩合制のトマトピッキングの仕事をしていた時、コントラクターはかなりレイジーでチームの給料を全額私の口座に振り込んでいました。この時点で普通の人からしたらありえませんがツッコミはなしで。
つまり私の口座からみんなの手元にお給料が分配されるのですが、
違う銀行間だとインターネット上で振込をしても1日か2日時間が必要な時がある。
ギャンブラーの多いファームだったので、彼らのうち何人かはその日のウチに「ゲンナマ欲しい」とおっしゃるので、毎週毎週仕事が終わったら銀行の窓口に行って「$50,000キャッシュください」と言うやりとりをしていました。
銀行員のお姉さんの「車でも買うの?」「口座クローズするの?」と言う質問に私はいつも適当に答えていました。なぜ毎回毎回「クローズするの?」と聞かれるのか疑問は抱いてはいましたが、その時は深く考えていませんでした。
口座をクローズするよと言う手紙が3通来た
簡易書留のような封筒が3通、自宅に届きました。銀行の残高明細なら普通郵便で届くはずなのにおかしいな、と思い開いてみたら「あなたの銀行口座は1月15日にクローズします」と言うものでした。
「は?なんで?」と思った私はすぐにANZの窓口へ。
私「銀行口座がクローズするって手紙に書いてあるんだけど、どうして?クローズしたくないんだけど。って言うか困る」
窓口「あーちょっと待って。いや、たぶん大丈夫よ。クローズするってことじゃないわ」
私「え?嘘?」
でもね、どう考えてもクローズするって書いてあるんですよ。でもその時非常に情けないことに、窓口のお姉さんがどうしてクローズしないって言ったのか、確かな理由が聞き取れなかったんです…。
腑に落ちないとは思いつつも、お姉さんの100%大丈夫よ、な笑顔に少し安心してしまって、ちゃんと事の真相を確かめなかったんですね。
忘れもしない運命の1月16日
その後私は学校に呼び出しを受け課題漬けの毎日になったり、マンゴーラッシュで泣きながら帰国したり、学校がクローズすると言う連絡を受けて動揺したりしてる間にその手紙のことを完全に忘れてしまっていました。
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そしてマンゴーラッシュが治り、そろそろオーストラリアに帰ろうかと渡豪したのが運命の1月16日。
そう、クローズしますよって書かれた日の次の日に帰って来ました \(^o^)/
メルボルンでお金を引き出そうとしたら愕然。カードが使えないし、アプリを開いても以前のような表示画面がでない。スーパーアニュエーションの金額だけが表示される!
こ、これは一体…(;゚д゚)ゴクリ
暫くメルボルンの街をスーツケースゴロゴロしながら歩いてふと思い出しました。
あの手紙やっぱりほんまやったんかーーーーー!!!!!!(;゚д゚)
これにはトラブル慣れしている私も冷や汗がどばっと流れましたね。
金は、金はどこに言ったんだ!?
慌てふためきすぎて冷静な判断も英語も喋れないままANZに泣きついたものの「この電話ではクローズに関することは何も答えられないから、クローズ専門のサポートにメールして聞いてね」と言われ、泣く泣くメールをする。
なかなか返事の返ってこないサポートにどぎまぎさせられながら辛抱強く待ちました。
ある程度予想はしていたが
でもやっぱり待っているだけだとどうしても怖いので、このことをキャラバンのオーナーに話すと「わかった、ちゃんと話しが聞けるようにANZに一緒に行こう」と言って、窓口まで付いてきてくれました。
けれどその窓口も同じように「この専門のアドレスにメールを送って対応を待つしかない」「ここでは何もできない」と言う返答しか返って来なかった。
しかしわざわざ窓口まで出向いてそれはあんまりだと思ったのかオーナーが「せめてどうしてクローズされたのか理由くらいはわかりませんか?」と食いつきます。
すると窓口のお姉さんは「何か不正な金銭のやりとりをしていたと疑われていた可能性があるかもしれません。例えば彼女が留学生なら、両親から大量のお金を頻繁に送ってもらっていた、とか。」
それを聞いて「はぁ…あんのコントラクターまじで末代まで祟ってやる(ビキビキ)」となったのは言うまでもありません(もちろん自業自得であることも心得ています)
つまり私が毎週毎週受け取っていたお金と、それを分配していたお金の流れが怪しすぎるために銀行口座をストップされた可能性があると。いや、全然納得してませんけどね?
クローズした口座のお金は小切手で送られてくる
「この場合は普通、ANZのアカウントに最後に記されていた住所に小切手が届くはずだから、小切手が送られているかどうかをメールで確認してください」とのことだった。
私の最後のアドレスはボーエンの住所になっていたので、すぐさまボーエンのハウスオーナーに連絡。幸いそのオーナーは大変信頼のおける人なので、小切手さえその家に届けばあとは保管なり、郵送なり頼めると思ったんですね。
しかし、それすらもなかなか上手く行かなかった(涙)
初めは家のポストに不在届けが入っていたそうなので、オーナーはすぐに郵便局へ行ってくれました。しかし窓口での受け取りは本人でなければ不可。
オーナーに「この電話番号に連絡して、郵送先を変えてもらうことができるらしい」と言われ、すぐさま配達会社に配送先をメルボルンの住所に変更するよう電話で伝えたのですが、
私の英語の発音、悪かったんでしょうね。郵送先が間違っていたようで、2週間程ブリスベンで封筒が止まっていました(ネットで追跡した)
その後結局また封筒はボーエンの住所に戻り、オーナーが小切手をあっさり受け取りました。そう、家に誰かがいるなら本人確認なんてわざわざされない。ただサインを求められるだけ。
つまり、私はメルボルンの住所を伝えずに、ただオーナーが家にいる時間に再配達の電話をすれば良いだけの話しでした(涙)
新しい銀行口座にお金を送金してもらい一件落着
お金を送金してもらうのに新しい銀行口座が必要だったので、コモンウェルスで口座を作りました。すでにビザの有効期限半年を切っていた私が作れた唯一の銀行がコモンウェルスでした。
小切手を受け取ったオーナーが、銀行の窓口に小切手を渡し、お金を送金する手続きをしてくれたので無事お金を受け取ることができましたが、もし小切手が違う住所に届いて他人の手に渡っていたらと思うと…?
オーストラリアの小切手のシステムが日本と同じものなのか結局最後までわかりませんでしたが、色々とヒヤヒヤさせられたのでした。
ANZはそれより以前にも、元彼にアプリで送金した$100(レントね)がなぜか彼の手に渡らなかった事件があり、口座番号も間違えてないのになぜ?と窓口に問い合わせるも、結局解決に至らなかった嫌な思い出があり、今回も気が気ではありませんでした。
私のような迂闊な人は、そうそういないと思いますが、
みなさん、くれぐれもお気をつけて。
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