間違った自己肯定の考え方をやめて、正しく自己受容しよう【やればできるの嘘と本当】

人生・生き方
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みなさん自己肯定と言う言葉を聞いてどんなイメージが湧きますか?

自己肯定できる人は自信があって、自分は価値がある人間だ、と自身の存在を肯定できることを一般的には言いますよね。

しかし自己肯定のやり方を間違ってしまうと、こんな考え方に転じてしまうことがあります。

間違った自己肯定

アドラー心理学では、自己肯定の方法はこうです。

数学のテストで80点しか取れなかった人が、「今回はたまたま運が悪かっただけで、自分の本当の実力は100点である」と自分に言い聞かせること。

その人の中で80点を取る自分の存在は嘘で、真実の姿は100点が取れる自分だと言うことなのですね(私の中でこれは自己否定のような気がするのですが)

なので巷でよく聞く「やればできる!」と言う一見聞こえの良い言葉にも、私は注意しなければならないのではないかと思います。

自分を過信して何かに取り組むと、上手く行かなかった時自分に失望して何もやりたくなくなってしまいます。

誰しも自分に都合の良い言葉を聞くと、一時的に気分がよくなって前向きな気持ちになるかもしれませんが、じゃあその後の自分は変わったのか?と言うと、大抵の人は変わってないと思います。

もちろん、自分を信じてやる!と言う強い勇気付けは、初めの一歩を踏み出すのには有効だと思います。一歩も前に踏み出す前に「いや自分には無理だから」と思うくらいなら一歩でも前に進んだ方がいいです。

しかし「自分にはできる!」と自分に暗示をかけるような付け焼き刃の哲学では、人間はなかなか変わるのが難しい。それどころか、本当はできない自分がいることを再度思い知らされるため、自己否定をもっと拗らせる場合があります。

自己受容をした上で解決策を考える

ならば本当の自己肯定を持っている人のマインドはどうなのか。

それは80点の自分を受け入れることです。

本当に自己肯定できる人は、自分の悪いところも受け入れています。その上で、何が問題なのか、それを解決するにはどうしたらいいのか、その方法を考えています。

これは、100点の自分を信じていた人にとっては簡単なことではありません。盲信することはとても楽なのです。100点になるためのその解決方法を考えなくていいから。

苦しい思いをしてまで100点を取りたくないから100点の自分を信じていたいのです。

自己否定も時には役に立つ

そう言う意味ではある意味、自己否定をする人は現実主義なのかもしれません。

「こんなことできない」「自分には分不相応だ」と自分を過小評価する考え方はある意味、冷静に自分を分析した結果そう判断を下しているのですから。

しかし自己否定の悪いところは「自分にはできない」とはなから諦めて行動できないところにあります。

人は正しい努力をしたら100点にはなれなくても1点や2点ずつ必ず変わるものです。今まで変われなかったのは、その努力が間違っていただけかもしれないと言うことに気がつけば、あなたは別人に変わるかもしれないのに、自己否定をする人はそれすらも信じないことがあります。

「自分の評価は80点として、じゃあどうしたら100点に近くことができるのか?」と言うことを考え、実施できるかどうかを考えましょう。

思考停止した方が生きるのが楽だし、惰性に流されたいと言う気持ちは誰にでもあります。自分にはできない、だからやらないと考えるのはその時は楽かもしれませんが、いずれ将来的にはさらなる苦しみを産みます。

人間は誰でもみんな、昨日より今日、今日より明日と成長を望む生き物のはずです。自分の成長を喜ばない人なんていないです。ならば自分の幸せのために少しずつでもいいので考え方を変え、実施していくしかありません。

そして実施していくうちに自分の成長を感じることができれば自己肯定にも繋がります。

80点から100点にする方法を考える

どうしたら上手くなれるのか?どうしたらできるようになるのか?

理想像はあるのになれない。そんなジレンマを抱えている人に多いのが具体的な方法を考えることができない、思いつかないことにあると思います。

例えばの話しなのですが、真っ暗闇の廊下を歩くのは難しいけれど、電気のついた廊下なら当たり前に歩くことができるように、自分が成長するためには、どうしたらいいのかと言う、具体的な方法がわかれば誰でも実行して前に進むことができるわけです。

逆に言うと、成長というのは、今の自分にもできることをちょっとずつやっていくことです。

例えば、英語を話したいと思っている人がいきなり英語の先生を目指すことはできなくても、外国人に道案内をすると言う目標くらいならすぐに叶いそうですよね?あらかじめその場面を想定して、英文を作り、それを暗記しておいて外国人と話すだけ。

英語で話したいと思うことが増えたらまたそれを覚える。それを毎日こなすことでだんだんと英語が話せるようになってきます。

今の自分にできそうなことを徐々に増やしていくことで人は成長していきます。

一日で理想像に届かないのは、むしろ当たり前のことなんですね。

やればできるの人ももちろん世の中にはいる

自己肯定と言うのはなんでも自分にできると信じ込ませることではなくて、できない自分を受け入れて次に進む方法を考えることとお伝えしました。

ただ面白いのは、上記を理解した上で、できる自分を一度実感してしまった人は、できる自分しか想像できなくなることですね。過信でもなんでもなく自己実現できるし、そんな自分を信じられるようになります。まさに「やればできる」状態がこれにあたります。

しかし人生の勝ち筋が見えず、先の将来をどうしたらいいのかわからない段階の人に「やればできる」理論を押し付けても前に進めません。

  • 自分を過信しているため苦しい方法で成長するのを拒んでいる
  • 自己否定しているために前に進もうとしない
  • 具体的な方法を知らないために前に進めない

この中に自分は当てはまらないかどうか、今一度考えてみましょう。具体的な方法について考える記事は、また後日投稿したいと思います。

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