ブログの記事を書くにしろ、作品を作るにしろ、世の中にはなにかとアウトプットすることが求められますよね。むしろアウトプットが上手くできない人は人間社会では生きていけないことがたくさんあります。
でもいざパソコンを前にするとなにも言葉が出てこないと言うことは往々にしてあると思います。
実はこれ、普通のことなんです。なぜなら高校、下手をすると大学でも我々はインプットすることを中心に学んでばかりで、アウトプットをする方法を殆ど学ばないからです。
なので外の世界に出たら自分でアウトプットを心がける訓練をするしかありません。
まずインプットをせよと人は言うけれど
アウトプットができない人はインプットが足りていないと言う人もいます。これはある種正論ではあるのですが、じゃあインプットを闇雲に増やせばアウトプットができるようになるのか?恐らく9割の人ができないと思います。
私は今まで暇さえあれば様々なインプットをしてきましたが、それは表現力に役立てられたことはありません。インプットをする時、ただ情報を右から左に流すだけで、自分がアウトプットに流すために意識したインプットをしたことがあまりなかったからです。
インプットする時にどれだけその情報をアウトプットに活かすことができるかを意識しなければ、いくらインプットの量を増やしても意味がありません。
インプットを活かすには…
- その作品が伝えたかった要点をまとめる
- 良い点、悪い点を書き出す
- 自分の作品に活かすために真似できるところはないか分析する
- 実際に真似てみる(練習)
と言った点に注目してインプットしてみましょう。
なんでもいいから書いてみるができない
生きてきた人生の中で楽しかったことや、苦しかったこと、新しい発見、どんな些細なことも見逃さずに書くことができればネタに困ることはありません。
でも普段何気なく暮らしていると、そういう些細なことに気がつかずに通りすぎて行ってしまうものです。
また、頭の中が整理整頓されていない人は、常に頭の中がぐちゃぐちゃで、どの情報を拾い上げたらいいのか、どの情報をどのように調理してあげればいいのかわからないと言う現象もしばしば見受けられます。
なので私の提案としては…
- 自分自身について一度整理してみる(境遇、住んでいる場所、人間関係、スキル)
- 自分の人生で起こったことを思い出してみる(どこが分岐点だったかなども考える)
- 自分が今までの人生で多く時間とお金を消費したものはなんだろうと考える
- 好きなこと、嫌いなこと、感動したもの、こうすると便利、など日々自分の感情を観察する
- なんなら日記をつける(それがネタ帳になる)
あとはこれを元に話題を掘り下げたり、書くにあたって必要な情報を調べたりしているウチに書くことが決まっていると思います。
情報の整理をする
意外と見落としがちなのは、情報を整理する、と言うことかもしれません。
この記事(や作品)で伝えたいことは何か。
どんなことでもそうなのですが、前に進めない時の理由は具体的な方法がわからない時と、最終的な目的地、着地点がわかっていない時だと思うんですね。
ブログを書く時も「この記事で伝えたいことはなにか?」と目的地を定めてから、「じゃあどうやって伝えようか」と方法を考えてみるといいかもしれません。
逆にそういう枠組みについて考えるのがしんどい人は、とりあえず先に書いてしまった方が楽でしょう。もっと読まれる文章にしたいと言う欲が出てきた時に、目的や方法を考えるようになります。
走りながら考える
ブログの書き方がわからないから書けない。英語の話し方がわからないから話せない。そう思う人は多いと思います。でも方法は後でいくらでも調べることができます。
むしろ、書いている最中に「この表現もっとよくならないのかな?」と疑問に思ったりしたことを、後で検索したり本で読んで身につけた方が技術をモノにできます。
英語の勉強でも、実際に外国に行って「これってなんて言うんだろう?」と疑問を持つことで勉強が捗ります。
やっているうちに「これはどうやるの?」と言う疑問が出てから、やり方を調べた方が身につくし、その方が速いと思うんです。
それでも無理ならひたすらに真似をする
例えばイラストを描く人であれば、自分が好きなイラストを真似して描いているうちに「どうやったらこんな表現ができるようになるんだろう」と言う疑問を元に、技術を獲得していくと思うんです。そしてある程度の技術を得てから、自分が描きたいと思うものが生まれる。
ただただインプットする量だけをこなしていても、技術がなければ描くことはできないし、創造することも難しいです。イラストだけではなくこれは文章でも同じです。
文章を多少使いこなせるようになってからでなければ独自の文章は書けません。
全く文章が出てこない!と思う人は毎日時間を決めて写経をしてください。できれば音読も。
英語の勉強でも、作文をしたり音読してみるだけで単語や語句の入り方が全然違います。
人の真似をするのは最強の学び
もちろん完全まるパクリしたら訴えられるので、あくまで写経や模写をしたり、表現を借りたりするにとどめて欲しいのですが。
結局人の真似をすることで人は成長するんだと思います。
独創性と言うのはあくまで技術を得てからの話し。
人に読まれるもの、人に良いと思ってもらえる作品を作れる技術を得てから、
あれこれ難しいことを考えるといいと思います。
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