尊敬している人との恋愛はありえるのか?自分のその気持ちが恋愛感情なのかわからないと言う人のために、考えてみました。
尊敬と言う感情はどこからくるのか
まず尊敬と言う意味は以下の通りです。
他人の人格や行為を高いものと認め、頭を下げるような、また、ついて行きたいような気持になること。うやまうこと。
尊敬できる人に出会うとその人に尽くしたくなりますよね。少なからず尊敬には好意が含まれているので、その気持ちと恋愛感情とが区別がつかなくなることがあっても当然です。ましてや嫌いな人間相手には、尊敬の念を抱くことはあまりないわけで、尊敬していると言うことは≒その人に好意を持っていると考えて良いと思います。
恋愛感情との明確な差は?
恋愛感情と普通の人に対する好意の明確な差は、相手に触れられても不快ではないか、と言った点にあると思います。
身も蓋もない話しなのですが、恋愛をした先にあるのは生殖行為ですよね。しないのであれば友達のままでも良いはずです。
尊敬している相手との恋愛の注意点
尊敬している相手との恋愛は一見良いことばかりのように感じますが、少し注意点があります。
それは上下関係。
相手のことを尊敬していると言うのは、つまり相手は自分より上で自分は相手よりも下と錯覚している状態です(※個人差があります) これは恋愛依存症の方によくみられる関係性。
相手に付き従うことで、相手に認めてもらいたい、捨てられたくない。
しかし相手も人間ですから、いつでもあなたを見限ることができます。見限られたら、それまでずっと尽くしてきたあなたはどうなるでしょうか?
大事なのは尊敬ではなく尊重
もしも尊敬している相手と恋愛関係に至ったら、こう考えてみてください。
あなたはその相手と一緒に成長するために結ばれたのだと。
上下のついている関係では、精神的に成長することができない関係だと言われています。スポーツでも、何か上達したいと思った時は、自分と同じレベルのライバルと競うことが上達の早道ですよね。
そのためには相手を尊敬するのではなく、尊重するようにしてみてください。
尊敬と尊重は似ているようで違います。尊重はあくまで相手の存在を尊いものとして扱うだけで、自分を下に落としたりしません。あくまで対等です。相手を大事にできると共に、自分のことも蔑ろにしなくていい考え方です。
人格者には対等に考えられる人と一緒に成長したいと望んでいる人も多いです。
それを自分から下にさがってステージから一歩身を引いてしまうと、自分の成長のチャンスを逃すことにもなります。
また、自分を卑下している人には、それを利用しようとする人を引き寄せてしまいかねません。あくまで対等に人間関係を考えて、それでも相手を尊重できる人が本当の信頼関係を手にするのだと思います。
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