私がバリ島にヨガ留学で先生に教えられたことで一番印象に残っている言葉は、期待しないこと、でした。先生は主に他人に期待しないと言うニュアンスで言っていましたが、これは自分にも当てはまることだと思います。
期待をするとやる気がでなくなる
普通の人ならば未来を期待して何か行動をすることで、もっともっと理想に近づこうとしますよね。
けれどこれには得手不得手があると思います。
過剰に物事に期待すると、実際に行動した後上手く結果にならなかった時とても落ち込みます。
落ち込みは人のパフォーマンスを極限まで下げてしまいます。最悪何もする気になくなる危険性すらあります。
自分を成長させたいと思うならどんなに拙くても行動して前に進むしかありません。
何か物事を始める時は、結果は二の次くらいに思えるマインドでいる方がいい。
期待をすると同時に不安が生まれる
自分を成長させたい、何かをしたいと思った時に、何かを期待してしまうと、上手くできなかったことを考えて立ち止まってしまうことがあります。
けれど人間にとって真の失敗は何もしないことです。
何もしなければ失敗することもありませんが、成功もありません。
しかし失敗をしたら、今度はそこから新しい考え方が生まれたり、次に違う方法で試してみようと思う思考が生まれます。上手く行かないからやめようと、違うことに取り組むこともできます。
失敗していいんです。上手く行かなくていいんです。むしろ人生の中で上手く行ったことが1%もあれば、その方がすごいことです。
他人に期待するのは百害あって一利なし
自分に期待することは、時にポジティブな効果をもたらすこともあります。
しかし他人に期待する時は、少し覚悟が必要かもしれません。
人間は100人いれば100通りの考え方をするし、生き方をしています。どんなにこの人はいい人だし気が合うと思っても、その人は自分とは全く違う人生を歩んできた別の人間。
その人が何をしようと何を思おうとその人の勝手であり、自由です。
もしも人に期待する時は、その人が失敗したり、自分の思い通りの行動をしなくてもストレスにならないようなことだけ期待をしてあげる。
その方がお互いにストレスなく関係を築くことができます。
期待しないようにするには?
他人に意識を傾けすぎない
人は何かに期待している時、他人の行動を過剰に気にしている傾向にあります。
例えば、SNSに自分の写真をアップした時に、周りからの評価を気にしすぎて落ち込んだり舞い上がったりすることがあると思います。
もちろんたくさんの人に評価してもらうことは大事なことかもしれませんが、もしも評価されなかった時これってかなり消耗しますよね。
もしも自分が今、人からの評価を気にしていたり、他人に何かを期待しすぎているな、と感じたら、今自分にできることを考えましょう。
待つだけでは評価も、思い通りのアクションもしてもらえません。
どうしたら自分の欲しい未来が手に入るのか。期待するのではなくて何か行動できることはないか探す。探して見つからなかったら、全く別のことや、自分の楽しいことをしたらいいです。
その方が相手からのレスポンスを待つよりも、ずっとよい時間の使い方ができます。
自分軸を持つ
他人に期待して行動している時、実は自分の気持ちをないがしろにしがちだったりします。
本当であれば、一番重要なのはあなたがどうしたいのか。そしてその次に自分ができることで相手に何がしてあげられるのかを考える。
他人に自分の気持ちの主導権を握らせると、何をしても辛くなります。
自分がやりたいことや、自分を幸せにする方法は、自分一人でもできることであるべきです。それを実行し続けるのが、自分軸をもつと言うこと。
他人の言葉に惑わされて自分の行動の軸がぶれていないかどうか、今一度考えて見ましょう。
期待しない人生は楽しい
例えば今まで知らないレストランに期待しないで入ってみると、意外にも美味しかった。
好きでもないコンパに参加して期待してなかったけど、予想外にも楽しかった。
期待してなかったけど、なんとなくやってみた、と言うことには意外な発見や喜びがあったりします。
期待をして期待通りのものが返ってくると確かに嬉しいですが、期待通りのものが返って来ないことも多い。
期待をすることは、色眼鏡をつけると言うことでもあります。いわゆる先入観を持つと言うことです。
先入観は物事を見極める時、正当な判断ができなくなりますし、何より純粋に楽しむことができなくなります。
期待しないことは、純粋な楽しさにも繋がります。
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